四ツ谷の老舗ジャズ喫茶で、1枚5万円超の「ガラスCD」試聴イベント

音の解像度が一般的なCDよりも高く、マスター音源に近い再現度を可能にしたガラスCD「クリスタルディスク」

音の解像度が一般的なCDよりも高く、マスター音源に近い再現度を可能にしたガラスCD「クリスタルディスク」

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 1967(昭和42)年創業の四ツ谷のジャズ喫茶「いーぐる」(新宿区四谷1、TEL 03-3357-9857)で9月5日、通常CDとガラスCD「クリスタルディスク」の比較試聴を行うイベントが開催される。主催は光ディスク(CD・DVD・BD)製造で国内最大手のメモリーテックと、音楽出版・制作やディスク製造業に伴う著作権代行申請業を行っているエム・エムピー。

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 一般的なコンパクトディスク(以下CD)では、透明な基盤にポリカーボネイト(プラスチックの一種)を採用している一方で、ガラスCDはポリカーボネイトではなく光学用ガラス基板を用いることで再生信号を読み取るレーザー光のひずみやディスクの反りなどによる再生機の負荷を最大限に抑えているのが特徴。現在は、エム・エムピーが契約しているハイエンドオーディオショップ(全国16店)でのみ試聴・購入できる。販売価格1枚5万円の30タイトルを中心に、中には15~20万円するタイトルも販売されている。

 「ガラスCDでは、通常CDに比べて音のひずみが少なく、音量を上げてもうるさく感じさせない滑らかな質感の音に聴こえる。特に管楽器、弦楽器、ピアノ、ボーカルなどの高域に荒れがなく、耳障りなピーク音は感じられず、膨らみのある豊かな音色、目の前で演奏しているかのような臨場感ある音色に仕上がる」と担当の長澤さんは話す。

 同企画については、「これまで限られたショップ以外では試聴の機会がなかった。どちらかと言えばハード志向のオーディオマニア向けに試聴の機会が偏っていたので、ソフト志向の音楽マニア向けにイベントを考えていたところ、いーぐるのオーナーをご紹介いただき、今回の開催につながった。今後も定期的に開いていきたい」とも。

 当日の再生曲は、「ジャム・アット・ベイシー」(ハンク・ジョーンズ)や、「ブルース・エット」(カーティス・フラー)などジャズタイトルを中心に予定。ほかにも、クラシックなどジャンルにとらわれずに選曲し、音楽評論家・佐藤良平さんのトークを交えながら、通常CDとガラスCDを比較試聴する。

 開催時間は18時~19時30分。参加費は300円で、1ドリンクオーダー制。事前申し込み不要。定員は約40人で、参加者多数の場合は、立ち見や入場制限あり。

 問い合わせはエム・エムピー(TEL 03-5575-2878、担当=長澤さん)まで。

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