神楽坂通りから1本入った路地に9月13日、スペインバル「アサドール エル ブエイ」(新宿区神楽坂3、TEL 03-3266-0229)がオープンした。
店舗面積は13坪。席数はカウンターとテーブル席を合わせた26席。同店は、2005年に銀座にオープンしたイベリコ豚専門店「エル セルド」と2007年に神楽坂の本多横丁にオープンしたシーフード専門店「エル プルポ」の姉妹店。店名の「アサドール」は「炭火焼きの店」、「エル ブエイ」は「肉牛用の雄牛」を意味し、牛肉料理をメーンに提供する。
「日本では霜降りの肉が良いとされているが、ヨーロッパでは逆で、肉の味がする赤身の肉が主流。本場の雰囲気を味わってほしい」とシェフの野堀さん。和牛の内モモの柔らかい部位を20日間熟成させた「シンタマ」やロース肉を低温・低湿度で40日間熟成させた「ドライエイジング牛」を使った赤身肉の炭火焼きのほか、串焼き、モツ料理、タパス類などを取りそろえる。
メニューは、「シンタマステーキ」(1,500円)、「ドライエイジング牛ステーキ」(2,200円)、朝じめ和牛を使った自家製の「和牛の生ハム」(1,200円)や「生ハムの盛り合わせ」(1,900円)、長野産の野菜を中心に使った「焼き野菜のバグナカルタ(バーニャカウダ)」(1,000円)、タパス各種(500円~)など。このほか「ウニのプリン」(1,200円)や「ムール貝のシェリー酒蒸し」(900円)など、姉妹店「エル プルポ」で人気の魚介のタパス類も用意する。
ドリンクメニューは、スペイン産ワイン(グラス=500円~、ボトル=2,900円)や生ビール(600円)、カクテル(600円)など。客単価は約4,500円。
「スペインの街には新市街と旧市街があり、旧市街の中には小路がたくさんあり、こうしたバルがたくさんある。神楽坂も東京でいう旧市街だと思う」と野堀さん。「男女問わずたくさんの方にお越しいただき、いろいろなタパスをつまんで最後にお肉を食べていただければ」と話す。
営業時間は18時~翌2時(土曜は24時まで)。日曜・祝日定休。