飲食店が多く立ち並ぶ四谷・杉大門通りに7月以降、続々と新店がオープンしている。
杉大門通りは、新宿通りと外苑東通りを結ぶ250メートルほどの通り。小料理店や寿司店、スペイン料理店、中華料理店、インド料理店、ビストロ、居酒屋、スナック、バーなど約100店舗が軒を連ねている。
7月13日にダイニングレストラン「赤い壺(つぼ)」、同23日にタイ料理居酒屋「ばん辛屋」、27日にギョーザ専門店「いっぴん」が相次いで出店。今月に入り、8日にモロッコ風バー「Fatima(ファティマ)」、10日に馬肉料理専門店「桜さく」が相次いでオープンした。
「Fatima」(舟町3、TEL 03-6317-1849)は、オーナーの志賀有希子さんがモロッコで買い付けたインテリアを店内に配し、モロッコビールやモロッコワインを取りそろえたモロッコスタイルのバー。志賀さん自身、ベリーダンス歴10年のキャリアを持ち、毎週土曜にはベリーダンスイベントも開く。
「全国的に商店街のシャッター通りが増え、いったん閉まるとそのままのところが多いが、おかげさまで杉大門通りは閉店する店があっても必ず(新店で)埋まる」と杉大門通り商店街人気会会長の松川さん。「昔は物販の店が多かったが今は9割が飲食店。それぞれの店が切磋琢磨(せっさたくま)して営業して地域を盛り上げている。『大人の街』である杉大門通りに、仕事帰りの憩いの場所として訪れてきてくれるお客さまに支えられている商店街であることに誇りを持っている」と話す。