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九段下の香港料理店「錦福」が5周年 焼き物売りに夫婦で経営

「錦福 香港美食」焼き物

「錦福 香港美食」焼き物

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 九段下の香港料理店「錦福(きんふく) 香港美食」(千代田区九段北1、TEL 03-3511-2202)が2月5日で5周年を迎えた。

店主の鞏文財(きょうぶんざい)さん

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 「ミシュランガイド東京」で「ビブグルマン」(価格以上の満足感が得られる料理)の評価も得た同店。店主の鞏文財(きょうぶんざい)さんは「東京福臨門銀座本店」で13年、焼き物担当を務めた。「香港料理を気軽に楽しんでほしい」と、焼き物とワインをコンセプトに独立を決めた。

 妻の内藤智恵子さんは「この5年間はいかにお客さまが大切な存在かを、身をもって実感した期間だった。オープン当初は右も左も分からず集客も手が回らなかったが、お客さまからのアドバイスを受け、いろいろと取り組むことができた。コロナ禍でも多くの常連の方に支えていただき、本当に感謝している」と振り返る。

 メニューは香港焼き物として主流の「皮つき豚バラ肉の焼き物」、「香港式焼きアヒル」、「焼きチャーシュー」をはじめ、「避風塘(フェイフォントン)とエビの炒めもの」(以上1,800円)など。焼き物は国産の肉をメインに扱い、「うまみを閉じ込める」ため高温の窯で焼き上げるという。内藤さんは「焼き物は、皮目は芳ばしく中はしっとりとジュ―シーな仕上がりが特徴。うまみたっぷりの肉はワインとの相性もいい。ワインも約40種類取りそろえているので、料理と一緒に味わってほしい」と話す。

 夫婦で切り盛りしてきた同店。規模も拡大していきたいと考える一方、「これからもお客さま一人一人を大切にする。皆さんが食べて『幸せ』と感じてもらえる料理、また来たいと思える店づくりを続けていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時30分~22時。日曜・祝日定休。

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