見る・遊ぶ 暮らす・働く

千鳥ヶ淵ボート場の営業開始を延期 「かいぼり」の復水遅延で

「かいぼり」前(左)と「かいぼり」後(右)の千鳥ヶ淵の様子(画像:皇居外苑管理事務所提供)

「かいぼり」前(左)と「かいぼり」後(右)の千鳥ヶ淵の様子(画像:皇居外苑管理事務所提供)

  • 0

  •  

 例年3月1日に開始する区営千鳥ヶ淵ボート場(千代田区三番町)の営業が、環境省が実施した「かいぼり」の復水の遅延により延期となっている。

「かいぼり」前後の千鳥ヶ淵の様子

[広告]

 環境省は、皇居外苑濠の千鳥ヶ淵における水質、生態系の改善を目的とした「かいぼり(一時的な水抜き)」を、同ボート場の休止期間である12月から2月のスケジュールで実施。昨年12月より排水を開始し、1カ月半程度水位を下げた状態を維持。1月下旬より復水を開始し、2月初旬に終える予定だった。

 「かいぼり」とは池などで一時的に水を抜き、池底を露出させること。水位を下げて池底を空気にさらすことで、一定期間の水質改善が期待されるとともに、ごみの回収、外来生物駆除などの生態系改善、水生植物の管理など、さまざまな対策を行うことができる。

 環境省では、水質悪化が進む皇居外苑濠の水質を改善するための計画を立て、濠水浄化施設の設置・運転や外来生物駆除などの対策を進めている。昨年度は東京オリンピック・パラリンピックとその後の水質改善を目指した「皇居外苑濠水環境改善計画」を新たに策定。その一環として本年度、千鳥ヶ淵での「かいぼり」の試行を実施した。

 ボート場の営業開始は3月中旬を予定。開始日が決まり次第、千代田区ホームページ、同区公式ツイッター、フェイスブックで知らせる。

エリア一覧
北海道・東北
関東
東京23区
東京・多摩
中部
近畿
中国・四国
九州
海外
セレクト
動画ニュース