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四谷・荒木町に「日本ワイン 中村」 国内産にこだわり酒と小料理を提供

店主の中村雅美さん

店主の中村雅美さん

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 四谷・荒木町の車力門通り近くに「日本ワイン 中村」(新宿区荒木町、TEL 03-6362-2308)がオープンして3カ月がたった。席数はカウンター8席。

店内の様子

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 よりすぐりの日本ワインと小料理を提供する同店。店主の中村雅美さんは、数年前に「タケダワイナリー」(山形県)の「サン・スフル」を飲んでワインの魅力にはまったという。「海外のワインも試したが、体に優しく染み渡る独特の感覚は日本のワインでしか感じられなかった」と中村さん。「国内に約200軒あるといわれているワイナリーが、温暖化が進み天候の不順な中で、日本ワインの歴史を書き換え続けている。彼らのモチベーションになれるような商売をしたい」と話す。

 グラスワインは、白4種類、ロゼ1種類、赤5種類を常時用意する。価格は780円~。ボトルワインは4,000円~。その他、ビール、日本酒、焼酎もそろえる。

 フードメニューは、魚料理、肉料理、野菜料理の他、チーズなどの軽いおつまみまで幅広い。「日本の土壌からできたお酒には日本の食を」との思いから、扱う素材はほぼ国内産。赤ワインには「豚の角煮 煮卵添え」(980円)、白ワインには「サクサク長芋揚げ 青のり風味」(490円)が合うという。

 お薦めの一品は、いろいろな赤ワインをまぜこぜにして煮込む「国産牛肩ロースとまぜこぜ赤ワイン煮(バゲット付)」(1,580円)。「その時にあるワインを混ぜるので、仕上がりの色味はいつも変化する。ちょっとぜいたくな赤ワイン煮込み。『肉の万世』出身なので、どうしてもメニューがお肉料理に偏ってしまう」と笑顔で話す。

 「日本ワインは全体的に価格が高めということもあり、プレッシャーを感じる部分もある。それでも好きな方はきっと来てくれると信じて、生産者を応援しながら荒木町で頑張っていきたい。心に染み渡る日本ワインのおいしさを感じに来てほしい」と呼び掛ける。

 営業時間は18時~翌1時。日曜・祝日定休。

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