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神楽坂のミシュラン店「ふしきの」が新店-日本ワインと日本酒テーマに

同店スタッフ

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 神楽坂に11月6日、「月よみ庵」(新宿区神楽坂2、TEL 03-6280-8718)がオープンした。

雲竜柳が生けられた店内の様子

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 同店は、12月5日に発売された「ミシュランガイド東京2015」で3年連続の1つ星を獲得した「ふしきの」(神楽坂4)関連の新店舗。店名は「月見の宴、月見酒のイメージから」と宮下祐輔オーナー。「月を愛(め)でながらお酒を楽しむというような空間にしていけたら」という。

 席数はカウンター8席、テーブル12席の20席。「自然を感じながらお酒を飲んでもらいたい」とのこだわりから、店内には雲竜柳の大きな生け花が。「今後芽吹いてくる様子を眺めて、お客さまにリラックスしてもらいたい」とも。年末年始で内装にはさらに手を加える予定で、年内には今は仮となっている表具(ひょうぐ)が完成する。

 同店では、従来「ふしきの」のテーマでもあった「日本酒」に加え、「日本ワイン」もメーンに取り扱い、料理とのマリアージュや器との関係性も追求していく。「日本のワインである以上、酒器も日本のものでサービスしたい」とワインも陶器のカップで提供。「試行錯誤しながら、日本ワインならではのサービス・スタイルを構築していくことが新店舗の目標の一つ」という。

 「日本酒と日本ワインのいいとこ取りをしてお客さまに楽しんでいただけるようなプレゼンテーションをしたい。日本酒や日本ワインといったカテゴライズを意識させないような一体感を出し、組み合わせることで生まれる緩急や面白さを感じてもらえたら」と語る。

 主なメニューは、フルコース「満月」(料理7品のみ=6,000円、料理7品+酒7種類=1万1,000円)とショートコース「三日月」(料理4品のみ=3,500円、料理4品+酒5種類=7,500円)。その他、アラカルトの一品料理やグラスワイン、日本酒の提供も。

 「ふしきのは完全コースのおまかせで極めてストイックだが、月よみ庵は自由にいろいろな楽しみ方ができる店。まずは気軽にいらっしゃっていただければ」と宮下さん。

 営業時間は18時~23時。月曜定休(2月からは日曜定休の予定)。予約状況はブログからも確認できる。

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