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四谷荒木町に串焼き店-地元で120年続いた呉服屋4代目が開業

四谷荒木町にオープンした串焼き店「相模屋」店内

四谷荒木町にオープンした串焼き店「相模屋」店内

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 飲食店が軒を連ねる四谷荒木町の石畳の路地に7月31日、串焼き店「相模屋」(新宿区荒木町、TEL 03-5925-8194)がオープンした。店舗面積は5.5坪。席数はカウンター席とテーブル席を合わせた12席。

焼き鳥を紹介する店主のNOBUさん

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 店主のNOBUさんは新宿通りで120年続いた呉服店の4代目。2年前に先代が店を閉めたことを機に、幼いころからの夢だったという飲食店の開業に向け準備を進めてきた。地元の祭りやイベントで10年以上焼き続け、売り上げ1日1600本、1時間待ちの行列ができるほどの人気という自慢の焼き鳥を売りに開いた同店。店名には歴史のある呉服店の屋号をそのまま残した。

 主なメニューは、地元の精肉店から仕入れた鶏肉を使った「サービスモモ」「つくね」(以上130円)、「小肉」「モモ」「レバ」「ハツ」「砂肝」「ヤゲン」「カワ」(以上160円)、「ボンジリ」「ササミ」(以上200円)、「ウインナー」「ピーマン」(以上100円)、「エノキバラ」(180円)、「トマトバラ」(260円)など。NOBUさんは釣り雑誌の表紙を飾ることもある磯釣りの日本チャンピオンとしての顔も持ち、全国の釣り仲間から届く新鮮な魚を使った「裏メニュー」が提供される日も。

 ドリンクメニューは、「うまいものはうまい」「七夕」「薩摩富士」「小鹿」「うなぎ」「隠し蔵の三悪人」「三年寝太蔵」など、ユニークなネーミングの焼酎(500円~)を中心に、生ビール(550円)、「39焼酎」(390円)、ウーロン茶割り、緑茶割り(以上500円)などをそろえる。30代、40代をコアターゲットに据え、客単価は約3,000円。

 「変わった名前のメニューを置くことでお客さまに疑問を持たせ、それが会話のきっかけになる。お客さまとの距離を近づける仕掛けの一つ」と笑顔を見せるNOBUさん。「自分自身、同じくらいの味と値段の店がいくつかある場合、今日はどこに行こうかと迷ったら、店の人と仲の良い店を選ぶ。お客さまにも同じように、この店に行こうと思っていただける店になれれば」と話す。

 営業時間は17時ごろ~23時ごろ(食材が無くなり次第閉店)。日曜・祝日定休。

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