東京大神宮、「恋愛成就」を願う若い女性参拝客が急増

和紙人形が付いた「恋みくじ」(200円)

和紙人形が付いた「恋みくじ」(200円)

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 飯田橋に近い東京大神宮(千代田区富士見2、TEL 03-3262-3566)では、年初の初詣で以降も「恋愛成就」の祈願をする若い女性たちの参拝が続いている。

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 同神社は1880年の創建で、伊勢神宮の分霊を祭っていることから「東京のお伊勢さま」とも称され、長年親しまれてきた。現在広く行われている「神前結婚式」を最初に行い、その歴史をつくってきた同神社には「縁結び」のイメージが重なることもあり、以前から良縁や恋愛成就を祈願する人たちが足を運んでいたが、ここ5~6年で若い女性の参拝が急増しているという。

 「口コミとか、ネット上のコミュニケーションの結果でしょうか…」と広報担当者。昨年7月、女優の宮崎あおいさんと俳優の高岡蒼甫さんが、7年間の交際を実らせ結婚式を挙げたことから同神社の名前がメディアにも大きく露出。参拝者の増加をさらに後押ししているものと推察される。

 同神社には「縁結び」に関するお守りやおみくじ類も数多く取りそろえており、「幸福が訪れる」という花言葉を持つスズランの純白の花をかたどった「縁結び鈴蘭守り」が特に人気が高いという。「打ち出の小づち」をモチーフにした2つセットの「縁結び幸せ小槌」は、2つを合わせると凹凸に刻まれた「幸」の文字がぴったりと重なるため、購入後その場で1つずつ分かち合うカップルも少なくない。「恋みくじ」は和紙人形が付いたおみくじで、人形の表情や着物の色柄が1つ1つ異なり、好みのものを選ぶことができる。中には恋愛を成就させるためのアドバイスが記されている。

 同神社を訪れていた20代の女性3人組は「口コミで恋愛成就の噂を聞き、みんなで2年連続来ている」と話し、うち2人は昨年見事に恋愛が成就し、1人は今年結婚する予定だという。会社が近くにあり、初詣でで平日に初めて訪れた30代の男性は「女性、しかも若い女性がこれほど多い神社はこれまで見たことがない」と驚きの様子が隠せない。

 平日は女性が8割~9割、ほぼ女性で埋め尽くされる日もあるという同神社。年初の週末には厄除けなどで訪れる男性、家族連れなどに加え、数多くの若い女性参拝客の順番待ちで、周辺道路にまで行列ができる。東京の「恋愛成就祈願の新名所」になる日が近いかもしれない。

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