インプレスR&D(千代田区三番町)は12月6日、世界初の「セカンドライフ」専門誌「セカンドライフマガジン」を創刊し、好調な滑り出しであることがわかった。
セカンドライフは、リンデンラボ(アメリカ)が運営するインターネット上の「3次元仮想世界」。同仮想空間内で参加者は仮想通貨「リンデンドル」を使用し、実生活同様にさまざまなビジネスが展開されるなど、世界中からその動向や可能性について注目を集めている。
同誌はセカンドライフで積極的に活動を続けるミュージシャン「シャ乱Q」のはたけさんプロデュースによる世界初のセカンドライフ専門の季刊誌。創刊号にはセカンドライフの全世界を概観できる創刊記念特別付録特大ポスター「Second Life 世界地図 2008年カレンダー」が付く。
先着440人のセカンドライフユーザーに500リンデンドルをプレゼントする創刊記念キャンペーンを実施したところ、わずか1日で定員に達したことから「好調な出だしと言えるのでは」と広報担当者は話す。
同社はこれまで、セカンドライフ初の公式ガイド「セカンドライフ公式ガイド」など関連書籍の発行、自社の株主総会のセカンドライフ中継やセカンドライフ懇談会の開催等積極的にセカンドライフの啓発活動を行ってきた。「インターネットは今、『空間』という要素を取り込むことでコミュニケーションメディアからコラボレーションメディアへと進化しようとしている。セカンドライフは、その先鞭(せんべん)をつけた画期的なソフトウエア。デジタルメディアを掲げるインプレスとしては、コラボレーションの可能性を秘めたこの新たなデジタルメディアの発展に寄与していく方針」だという。
価格は1,280円。初版部数は4万部で、全国の書店やウェブ書店などで取り扱う。