防衛省見学ツアー、大雪でも盛況-来年には累計30万人超に

ヘリコプター展示場では操縦席に座ることもできる

ヘリコプター展示場では操縦席に座ることもできる

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 防衛省(新宿区市谷本村町)が主催する市ケ谷地区にある同省関連施設を見学できる「市ケ谷地区見学」(市ケ谷台ツアー)に2月29日、大雪にもかかわらず70人ほどの見学者が参加した。

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 同ツアーは、極東国際軍事裁判(東京裁判)の法廷としても使用され、作家・三島由紀夫が切腹自殺した「三島事件」の現場ともなった「市ケ谷記念館」、自衛隊グッズや土産などをそろえる売店がある「厚生棟」、航空機「UH-1」を展示する「屋外ヘリ展示場」、そのほか「殉職者慰霊碑」「広報展示室」など、関係者以外が立ち入ることのできない場所をガイドと一緒に見学できる。

 「雨や雪でも毎回、定員の100人に近い多くの方が来ている」と同ツアーガイド。

 参加した20代女性は「市ケ谷記念館2階のドアにつけられた三島由紀夫の刀傷は印象的だった。大雪で足場が悪かったが参加して良かった」と興奮気味に話していた。

 毎年2~3万人の参加がある同ツアーは、2007年12月に累計見学者数20万人を突破。現在28万人に達している。遅くとも来年には30万人に達する見込みだ。

 ツアー開催時間は、午前の部=9時30分~11時45分、午後の部=13時30分~15時40分(平日のみ)。定員は各100人。事前予約制。

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