英国大使館が花柄に-宝島社、ブランドムック120万部発行記念で

「キャス・キッドソン」のブランドムックの120万部発行を記念したイベントで「花柄」に変わった英国大使館。

「キャス・キッドソン」のブランドムックの120万部発行を記念したイベントで「花柄」に変わった英国大使館。

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 宝島社(千代田区一番町)は5月11日、現在発売中のブランドムック「Cath Kidston“HELLO”FROM LONDON」の120万部発行を記念したイベントを開催した。

花柄だけでなくドット柄にも変わった英国大使館

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 同社は「キャス・キッドソン」のブランドムックをこれまで4タイトル発行し、累計約100万部を売り上げているが、今年3月に発売した「Cath Kidston“HELLO”FROM LONDON」は1タイトルで120万部を突破。この数字は、同社が昨年11月に発行した「イブ・サンローラン」の100万部を超えるブランドムック史上最多となる。

 同ブランド発祥の地にちなみ英国大使館で開催された今回のイベントでは、同ブランドを愛好しているという女優・ともさかりえさんがトークショーを行ったほか、代官山のイタリアンレストラン「タツヤ・カワゴエ」のオーナーシェフ・川越達也さんによる「英国と日本のコラボレーション」をテーマにプロデュースした料理を振る舞った。

 「キャス・キッドソン」はイギリスのインテリア・ファッションブランドで、小花やバラなどをモチーフにした柄が特徴。ともさかさんは「いくつになっても女の子はかわいいものが好きというツボを押さえている。女の子に愛されているベーシックなブランドというイメージだが、小さな男の子や男性にも広がっていけば」と魅力をアピールした。

 会場の外では、プロジェクターを使って大使公邸をキャス・キッドソンの花柄に変えるという英国大使館史上初となるイベントも行われ、あいにくの雨にもかかわらず多くの招待客らがその様子を楽しんだ。

 同社が2005年1月から刊行するブランドムックは、現在までに150タイトルを超える。各ブランドのデザイナーや商品情報などブランドの魅力を伝える情報を掲載したムック本に、バッグや傘などロゴ入りのオリジナルブランドアイテムを付け、1,000円~3,000円台で販売。低迷の続く出版業界の中でも好調な売れ行きを見せており、社会現象の一つにもなっている。

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