東京と関西のセブン‐イレブンで販売する「おでん」の11月度売り上げベスト5が明らかとなった。
東京の結果は、1位=「大根」(75円)、2位=「たまご」(90円)、3位=「白滝」(75円)、4位=「味しみちくわぶ」(90円)、5位=「かまくらはんぺん」(105円)。セブン‐イレブン・ジャパン(千代田区二番町)の広報担当・伊藤さんは、上位3品を「不動のベスト3」と話し、東京以外の地域、全国累計でも順位の変化は見られないという。
一方関西では、ベスト3は東京と同じだが、4位に「厚揚げ(95円)、5位に「牛すじ串」(105円)がランクイン。関西で「これが入らなければおでんではない」といわれるほどだという「牛すじ串」のランクインや、関東で常に上位に入ってくるという「昆布巻」が、関西人にとって昆布は「だし」をとるものと考えられているため販売を行っていないなど、地域性が浮かび上がる結果となった。
同社の「おでん」が最も売れるのは「9月と10月。寒くなりかけの時期や、前日との気温差が大きい日に売り上げが伸びる」(同)と説明する。
同社では、全国を7ブロックに分け地域の味を追求。地域によって異なる具材や地域の特性を生かした具材を提供している。さらに今年度は「和からし」以外にも「味噌」「八丁味噌」「柚子こしょう」「しょうが醤油」など地域別の薬味も提供し、地域に合ったおでんの食べ方を提案している。