スープカレー専門店「花樹Tokyo(カジュトウキョウ)」(千代田区九段南3、TEL 03-6261-3343)が5月13日、九段南にオープンした。店舗面積は30坪で、カウンター=7席、テーブル=8卓。経営は、空調設備や半導体製品修理事業を展開するティーエスケー(葛飾区)。
社長の坂本武洋さんが「いずれ飲食事業に挑戦したい」と考えていたところ、高知で食べたスープカレーに感動し、同店を開くことにしたという。坂本さんは「高知で食べたスープカレーは、フードプロデューサーの大原一郎さん考案のメニュー。大原さんに頼み込み、東京での店作りに協力いただいた」と話す。
大原さんは20年以上前から地域食材を使った商品開発や地域ブランド化に取り組み、「霧の森大福」などのヒット商品を生み出した。オリジナルのスープカレーもその一つ。「スープカレーは、元々北海道のラーメン店で生まれた料理。私たちはさらに鶏ガラや干しシイタケなどから取った和風だしを合わせ、よりご飯が進むように味を追求した。最後まで熱々で食べられるように石鍋で提供するのも特徴」と話す。
店名には、「おいしいカレーで笑顔の花を咲かせたい」という思いを込めたという。「一度食べると忘れられない味。一人でも多くの方にこのカレーを知ってもらえれば」と坂本さん。
メニューは、「野菜とチキン」「ニラと親鶏」「キーマ」「きのことベーコン」(以上1,380円)。カレーに合わせて、十穀米?バターライス?春雨を選べる。反応を見ながら、今後は季節の野菜を使ったメニューなども増やす予定だという。「カレーは、20種類のスパイスを独自に配合し、複雑なうまみと深みのある辛さを実現した。卓上にはカイエンペッパーとガラムマサラを置いているので、味の調整をしながら食べ進めることもできる。最後はご飯をカレーの中に入れ、リゾットのようにして食べるのもお勧め」とも。
カフェメニューも取りそろえる。デザートは「フレッシュな味わいとなめらかな口当たり」が特徴の「バスクチーズケーキ」(650円)など。「ランチ、カフェ、ディナーと、さまざまなニーズに対応する。ぜひ足を運んでいただければ」と来店を呼びかける。
営業時間は11時~20時30分。日曜定休。