麹町の喫茶店「イイジカン」(千代田区麹町3、TEL 03-6261-4069)が2月21日で5周年を迎えた。経営は、半蔵門の「POST(ポスト)食堂」なども展開するツギハギ(一番町)。
店長の星野仁美さんは店主から店を任され、オープンから店作りを行ってきた。「店名についてオーナーと話していたときに流れていたのが、EVISBEATS(エビスビーツ)の『いい時間』だったことから店の名前にした。音楽好きの方が通りがかりに入店することもある」と星野さん。
5年間を振り返り、「構想を練り上げて進化してきたというより、自然体で日々を積み重ねてきた結果、今があるという印象。ありがたいことに、そんな当店のスタンスに共感していただけるお客さまも多い。5年の間に、お客さまに子どもが生まれたり、進級・転勤などの報告を受けたりすることも多く、お客さまの日常の中に店があると思うと感慨深い。一緒に歩みを重ねてきた感覚」と話す。
カフェメニューは「クラシックプリン」(580円)などのスイーツ。「甘すぎず固め」のプリンは、オープンして間もなくから人気メニューになったという。ランチメニューは、カレーと台湾の屋台飯「ルーロー飯」をセットにした「合いがけ」(1,350円)や「あんバタサンド」(980円)など。ディナーメニューは「田原ポーク」の「ウマイソーセージ」(900円)や、「自家製ミートボールのトマト煮込み」(980円)など。アルコールは、日本ワインやクラフトビールなど幅広くそろえる。
月に1度、香川のバリスタが店に立ったり、不定期で日本ワインのイベントを開いたりと、「気づいたら自然にコミュニティー作りもしていた」という星野さん。「これからも、誰もがホッと一息つけ安心できる場所として、店を守っていきたい。気軽に立ち寄っていただければ」と呼びかける。
営業時間は、ランチ=11時30分~15時15分、ディナー=18時~22時(土曜は14時~19時)。日曜定休。営業日はインスタグラムで知らせる。