「めしと酒の店 やかん」(新宿区荒木町、TEL 080-4002-2453)が荒木町にオープンして、1月5日で2カ月がたった。席数は、カウンター=4席、テーブル=10席。
店主は瓜生純子さんと塩野目(しおのめ)裕一さん。2010(平成22)年から同所で「高品質珈琲(コーヒー)と名曲 私の隠れ家」を経営してきた瓜生さんは、友人でもある塩野目さんと一緒にビストロ店を持つことにしたという。「コロナ禍を経て、喫茶店としてだけでなく幅広い利用用途に合わせた店として改めてスタートさせたいと考えた」と瓜生さん。店名は、塩野目さんのニックネームから。
メニューは「ニンジンのラペ」(300円)、「柿の柚子(ユズ)皮和(あ)え」(400円)、「パテ・ド・カンパーニュ」「国産上ササミのカルパッチョ ニラのジェノバソース」(以上700円)、「ブリのポアレ 南高梅のマルサラソース」(900円)、「りんごキャラメリゼと自家製チーズと生ハム」(1,000円)など。シェフでもある塩野目さんは、クラシカルなフレンチをベースに、和の要素を取り入れた料理を提供するという。「フレンチ大衆居酒屋をイメージしている。店も料理も、ホッと落ち着けるようなものを作りたい」とも。アルコールは、オーセンティックなものからナチュールワインまでさまざまなワインを用意するほか、IPAや日本酒など幅広く取りそろえる。
世代を問わずレコードの良さを知ってほしいという思いから、店内には蓄音機を置き、ジャズやシャンソンなどのレコードを流す。「レコードは音の柔らかさが違う。店内でゆったりとした時間を過ごしていただくのにぴったり」とも。「アラカルトとコースの両方に対応できるようにしており、一杯だけの利用でも大丈夫。さまざまなシーンや用途に合わせて気軽に利用いただければ」と話す。
営業時間は、ディナー=17時~22時、バー=22時~24時。火曜・水曜定休。