市谷のDNPプラザ(新宿区市谷田町1)で現在、「見かたを変える、ふしぎな恐竜展」が開催されている。
企画担当者の宮澤悠大さんは、「日本で9人しかいない」という恐竜検定1級(福井県主催)保持者。恐竜好きが高じて副業で恐竜コンサルタントとしても活動する。「当展示では、恐竜は魅力的な生き物なんだという『恐竜の見方』、DNPの技術を発揮したこれまでとは違う『恐竜展の見方』、社会をより便利にする技術を開発する企業としての『DNPの見方』の3つの見方を通じて、新たな気付きが生まれることを期待している」と宮澤さん。「迫力のある恐竜が、人間と同じ『生き物』であることを伝えたい。人々の中の恐竜のイメージが今よりも少しでも豊かになり、恐竜の魅力が伝われば」とも。
展示空間にブラキオサウルスなどの恐竜がバーチャルで登場するAR体験のほか、イラストレーターの加藤愛一さんが制作したデータを、3Dプリンターで出力した恐竜模型展示、恐竜飼育漫画「ディノサン」(新潮社)を元に映像化した「ライトアニメ」上映などの企画を用意する。大日本印刷独自の鑑賞システムを用いた「みどころキューブ」では、ディノサンの舞台である「江の島ディノランド」をバーチャルに再現。恐竜の飼育エリアや生態などを、キューブを使って学べるという。
会場内に設置するフォトブースでは、企画展限定の「ディノサン」オリジナルフレームで記念撮影ができる。
展示中は併設する「問いカフェ」で、「アイガーの怒りん坊チキンカレー」(1,100円)や「イチゴのいちごミルクティー」(440円)、「マサルの抹茶ケーキ」(572円)など、ディノサンをモチーフにした企画展オリジナルメニューを提供する。
開館時間は10時~20時。日曜休館。2024年1月13日まで。