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四谷3丁目に「割烹居酒屋 楔」 高校の同級生2人が切り盛り

「割烹居酒屋楔」高校の同級生だという2人

「割烹居酒屋楔」高校の同級生だという2人

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  割烹居酒屋「楔(くさび)」(新宿区舟町)が四谷3丁目にオープンして、11月18日で2カ月がたつ。席数は、カウンター=6席、テーブル=24席。

「割烹居酒屋 楔」料理の一例

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 店主の小川翼さんは、割烹(かっぽう)などで約20年の料理人経験を持つ。「割烹料理をより身近に感じてほしいと考え、和食の魅力を日常的に伝えていける店にした」と小川さん。店を開く際、高校時代の同級生にも声をかけた。「互いに料理人を目指していた当時、『いつか一緒に店をやれたらいいね』と話していたので、うれしさもひとしお。東京の割烹や京都の料亭で修業を重ねてきた私たち2人だからこそ提供できる、関東と関西の要素が詰まった料理を、ぜひ召し上がっていただきたい」と話す。

 店名の楔は、物と物をつなぎ合わせるときに使う道具。居酒屋と割烹の間の架け橋として、両者をつなぐ楔の役目を果たしたいという思いから名付けた。「ただおいしいだけでなく、食材や酒などに対する作り手のストーリーを感じてもらいたい。農家や漁師、酒造の思いを伝える架け橋としての役割も担う」とも。

 メニューには「ご縁」ページを設け、その日使っている食材などの生産者の名前なども記載する。「料理は一瞬で食べ終えてしまうが、一つ一つの食材を生産する背景には作り手の絶え間ない努力がある。生産者たちに少しでも報いたいと考え、店を通して多くの方に生産者の思いを伝えていくことにした」とも。

 メニューは、「淡路島産玉ねぎの丸焼き」(418円)、「アジの干物」「豚の角煮」(以上748円)、「肉じゃが」「京風おばんざい5品」(以上858円)など。京風のだしを主に使い、湯葉や豆腐なども取りそろえる。「千葉県産の芋豚を低温で調理した角煮は、肉のうまみや食感を残すように仕上げるなど、日本各地の食材を生かした料理を提供する。そのほか、仕入れている食材や酒には思い入れがあり、生産者に会いにいくこともしばしば。多くの方が、改めて和食に興味を持つきっかけとなれるような店づくりをしていきたい」と意気込む。

 営業時間は17時~22時30分。日曜定休。

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