法政大学大学院(新宿区市谷田町2)が11月11日、同大市ケ谷キャンパス(千代田区富士見2)で開く「第48回まちづくり都市政策セミナー」に、猿田彦珈琲(コーヒー)社長の大塚朝之(ともゆき)さんが登壇する。
テーマは「地域と社会課題の解決を目指すソーシャルイノベーション」。基調対談では、ゲストに大塚さんを迎え、同大人間社会研究科の土肥将敦(どいまさあつ)教授と対談する。大塚さんは2004 (平成16)年、同大の文学部哲学科を卒業。2011(平成23)年、恵比寿で猿田彦珈琲を創業した。担当者は「新たな趣向を凝らした、新しいコーヒー文化を根付かせつつある大塚さんに、同社の企業理念やサステナビリティーの考え方を中心に、まちづくりへの思いやソーシャルイノベーションの視点での社会への関わり方について問う」と話す。
基調対談後は2つの分科会を予定。分科会1では、社会的起業家として活躍する卒業生を迎え、地域社会における役割を見出すとともに、イノベーター育成のプロセスなどを語り合う。分科会2では、街の本屋に焦点を当て、書店員などがパネリストとして参加。新しい形の本屋のあり方を紹介し、本屋と紙の本を核にしたまちづくりを試みる取り組みを注視する。
「『コーヒー・卒業生・イノベーション・学生・本屋さん×まちづくり』という切り口でセミナーを開催する。ぜひ学びの雰囲気を味わっていただければ」と参加を呼びかける。
開催時間は10時20分~18時30分。参加無料。要事前申し込み。