「四谷大好き祭り」が10月7日・8日、開催された。主催は四谷地区の商店会が構成する実行委員会。
25年目を迎える同イベントは3年ごとに主会場エリアを変え、四谷エリアそれぞれの地域活性化を目指してきた。今年の会場は商業施設「コモレ四谷」(新宿区四谷1)。約70の店・施設・団体が参加し、「出迎えの広場」「コモレビの広場」の2会場で模擬店やパフォーマンスを展開した。
模擬店は各町内会のほか、四谷に店を構えるフルーツサンド専門店「トレフル」、和菓子店「大角玉屋」などが出店。飲食以外にも、新宿歴史博物館による「泥めんこづくりワークショップ」や、雪印メグミルクによる「骨の健康度チェック」なども開催。雪印メグミルクの藤井良子さんは「10月8日が『骨と関節の日』であることから、皆さんに骨の健康度を測ってもらいMBPドリンクなどを無料配布した。四谷に60年近く本社を構え街に根付く企業として、今後も地域とのつながりを大切にしたい」と話す。
ステージでは両日、四谷小中学校の吹奏楽部・金管バンドによる演奏や、「新宿区役所つつじ連」による阿波おどり、「四谷琉球倶楽部かなさんどー」による沖縄民謡、大道芸などが繰り広げられた。会場では、練習の成果を披露する登壇者たちに応援の声や拍手を送る見物客の姿が見られた。
担当の田中健士さんは「四谷のことが大好きな人たちが集まり開催し続けてきた。広い四谷エリアの中で、開催場所によって特色が異なる特徴を持つ当イベントだが、25年の中で『四谷の文化祭』として地域の皆さんに親しまれるイベントになった。これからも変わらず地域を盛り上げるために続けていきたい」と意気込む。
来年の開催地もコモレ四谷を予定する。