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神楽坂で恒例「まち飛びフェスタ」 25年目の節目にアワード受賞も

「まち飛びフェスタ」過去開催の様子

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 今年で25周年を迎える神楽坂の恒例イベント「まち飛びフェスタ」が10月14日から、毘沙門天善国寺を中心に神楽坂エリア一帯で開催される。

「まち飛びフェスタ」過去開催の様子

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 実行委員会委員長の日置圭子さんは25年間を振り返り、「当イベントは1999(平成11)年、長い歴史の中で育まれてきた神楽坂の文化芸術の力を信じて立ち上げられた。地元有志の熱い思いや実行力、神楽坂を愛するボランティア、常に応援してくださった皆さまのおかげで、一度も中止にすることなく四半世紀続けてこられた。時代も街も大きく変化していく中で、次世代にバトンを渡しながら歩み進められたのは、神楽坂という街の力、人の力があってこその奇跡。感謝の気持ちでいっぱい」と話す。

 15日には、フレンチレストランなど神楽坂の飲食店のウエーターやウエートレスがグラス片手に競争する「神楽坂ギャルソンレース」、猫に仮装して参加者が練り歩く「化け猫フェスティバル」のほか、富山県南砺(なんと)市の伝統的な祭り「こきりこ」の踊り手も参加する「ささら踊り」がコラボレーションし団体の垣根を超えた交流イベントを行う。期間中、一般社団法人「松井須磨子協会」による「第1回大正芸術祭」、音楽之友社による「神楽坂ハッピー・サックス・アンサンブル無料演奏会」、リユース着物たんす屋神楽坂店による「着物deお茶会」など36の企画を予定する。

 最終日の11月3日にはメインイベント「坂にお絵描き/お絵貼り」を予定。同イベントは今年、まちおこしなどに貢献したイベントや運営団体を表彰する、一般社団法人「日本イベント産業振興協会」主催「第9回JACEイベントアワード」で、応募数152の中から「学生・NPO・各種団体・個人」部門シルバー賞を受賞した。日置さんは「節目の年にうれしい賞を頂いた。25年間へのご褒美であり、またこれからの励ましとも捉え、ボランティア実行委員一同、心新たに当イベントに向き合う」という。イベントでは神楽坂通りに700メートルのロール紙を敷き、来場者が自由に絵を描けるという。オンラインで事前応募も可能で、絵は当日プリントアウトし道に貼り出す。応募1枚につき新宿区の子ども食堂に500円が寄付される「神楽坂こども応援プロジェクト」も継続実施。「社会貢献ができるイベントでもあるので、気軽に参加いただければ」とも。

 11月3日まで。

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