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麹町に福岡県のアンテナレストラン「なだ万 福岡別邸」 福岡の食文化伝える

「麹町なだ万 福岡別邸」提供メニュー一例

「麹町なだ万 福岡別邸」提供メニュー一例

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 麹町に1月26日、福岡県のアンテナレストラン「麹町なだ万 福岡別邸」(千代田区麹町1、TEL 03-6380-8421)がオープンした。同所にあった福岡県のアンテナレストランの経営をなだ万(渋谷区)が引き継いだ。なだ万が地域に特化したレストランを経営するのは初めて。

「麹町なだ万 福岡別邸」店内の様子

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 服部誠太郎福岡県知事は「当店を拠点として、首都圏の皆さんに福岡の魅力を発信していきたい。福岡は豊かな土地で育まれた食材が豊富。なだ万の調理技術でさらに魅力が増すはず。福岡の素材を生かした料理を、ぜひ召し上がっていただきたい」と話す。

 店内の壁面には大川組子や久留米絣(かすり)、博多織などを飾るなど、空間を通して福岡の伝統文化を取り入れた。店名の「福岡別邸」のロゴは、書家の紫舟(ししゅう)さんが手がけた。紫舟さんは「私も福岡で作品を書いてきたが、このような形で福岡に携わることができてうれしい。上品さ・勢い・力強さを象徴する作品に仕上げ、福岡のさらなる発展を祈った」と話す。

 メニューは単品料理やコースなどさまざま。ランチタイムは「博多和牛ステーキ重御膳」(3,520円)や、「福岡旬彩小箱」(4,620円)など。ディナーは「糸島豚つゆしゃぶコース」(1万1,000円)や「懐石 桐」(1万3,200円)など。取り扱う食材は、ブランド野菜「博多万能ねぎ」、甘みとうまみが強い「博多和牛」、福岡県が開発した「はかた地どり」など、さまざまな食材を使う。福岡県内には66の酒蔵があり、料理に合うさまざまな酒も用意するという。

 店内の物販スペースには福岡県の物産品などのほか、なだ万のギフトも取りそろえる。なだ万の巻木通浩(まきみちひろ)社長は「料理を通じて福岡の魅力を伝え、興味を持ってもらえれば幸い。福岡を身近に感じてもらうことで、実際に足を運んでもらうきっかけにもなれば。『老舗はいつも新しい』の精神の下、福岡と共に成長していきたい」と笑顔で話す。

 営業時間は、ランチ=11時30分~14時30分、ディナー=17時~21時30分。日曜・祝日定休。

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