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神楽坂に「飲める」生花店 日常に花を添えるライフスタイル提案

「flowership kagurazaka」店主の塚田茉実さん

「flowership kagurazaka」店主の塚田茉実さん

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 神楽坂に生花店「flowership kagurazaka(フラワーシップ カグラザカ)」(新宿区神楽坂3、TEL 03-6280-8718)がオープンして12月14日で2カ月がたった。同店は駒沢店に続く2店舗目だが、アルコールを提供するのは初めて。経営はDESiRE TOKYO(世田谷区)で、席数は10席。立ち飲みスペースも設ける。

「flowership kagurazaka」スパークリングワイン

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 店名は、人とのつながりを表す英単語「Friendship」「Relationship」などと花の意を組み合わせた。花を通して人と人を結びつけたいという思いを込めたという。

 店主の塚田茉実(まつみ)さんは生花業界の状況を知り、課題解決のために同社を立ち上げ、ロスフラワーを取り扱う生花店を開いた。以前から花に関して興味があったこともあり、業界の悩みを解決したいと漠然と考えていたという。「市場の約3割の花が廃棄されている『ロスフラワー問題』は業界が抱える課題の一つ。ロスフラワーを切り口に、最終的にはお客さまに花を買う習慣を身につけてもらうのが目標。現代の小売りはオンラインが主流だが、あえて実店舗を構えることで、お客さまの日常に寄り添うことができるのではないかと考えた」と話す。

 より多くの人に花を身近に感じてもらうため店の形態を変え、神楽坂での2号店オープンを決めた。「たくさんの人が行き交い、意味は違えど、かつて花街と呼ばれていたこの地には親和性を感じる。ワインなどを飲みながら日常に花を添える新しいライフスタイルを楽しんでほしい」とも。

 メニューは、「スパークリングワインと花3本のセット」(1,650円)、「トリュフチップス」(528円)などのほか、花束もオーダーできる。客層は幅広く、飲みに来た客が花束を思いがけず購入することも多いという。「花屋は花を購入する時だけ利用するという印象を持つ方も多いと思うが、気軽に立ち寄ることで花を通して思わぬ笑顔が生まれることもある。皆さんの生活のワンシーンに寄り添う店として、日常になじんでいければ」と笑顔で話す。

 営業時間は11時~23時(火曜・木曜は14時~)。月曜定休。

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