四谷3丁目に「魚やしるし」(新宿区四谷2、TEL 03-6457-7457)がオープンして3カ月がたった。オープン日は、7月22日。魚介料理を中心とした創作料理と日本酒やワインを提供する同店は、肉料理専門店「肉やしるし」の系列店。席数は21席。
店主の保手濱(ほてはま)勝吉さんは10年前、「肉やしるし」を仲間と開いた。「これまで肉料理をメインに提供してきたが、当店は魚介を中心としたメニューを展開する。店名は、お客さまに『この店は良い』と印をつけてもらいたいという思いから」と話す。
新しい生活様式を意識し、店内はゆったりと空間を確保したカウンターの横並び席が中心。大人数でも話しやすいようにカウンターを曲線にするなど工夫する。料理は人数に合わせて、小分けにした状態で提供するという。「コロナ禍で外食を懸念する方でも利用しやすい店づくりを心がける。照明を落とした木調の店内も特徴。ハレの日でも、普段使いでも利用しやすい店だと思うので、ぜひ足を運んでいただければ」とも。
メニューは「お刺し身の盛り合わせ」(1,300円)、「カニクリームコロッケ 2個」(920円)、「自家製レーズンバター」(400円)など。食材は国産がほとんどで、豊洲には保手濱さん自らも買い付けに足を運ぶという。「満足感がある魚介料理や創作料理が中心。季節の魚の麦みそ漬けは、芳ばしさと甘みが特徴の麦みそが、新鮮な魚のうまみを引き立てる人気メニュー。季節ごとに魚を変えるので、毎回違った味を楽しんでいただける。自家製のレーズンバターは、酒かすやイチジクなどを入れ、滋味深い味わい。少しずついろいろな料理を食べながら、日本酒や日本ワインと一緒にマリアージュを楽しんでもらえれば」と笑顔を見せる。
営業時間は17時30分~23時30分。日曜・祝日定休。