神楽坂に江戸前すし店「神楽坂 鮨 弥栄(やさか)」(新宿区赤城元町、TEL 03-6265-3338)がオープンして1カ月がたった。オープン日は2月23日。席数は、カウンター=8席、テーブル=2卓。同店は恵比寿「鮨弥栄」、勝どき「鮨向」の姉妹店。
「おまかせ鮨(すし)」でコース提供が基本。「神楽坂 鮨 弥栄」の名物「ばくだん」は、マグロの中落ちやウニ、イクラ、たくあんを巻く。店長の小森裕一さんが「修業時代から20年以上温め続けてきた自慢の一品」だという。
小森さんは埼玉県蕨市のすし店で15年間修業し、店長まで務めた後、銀座のすし店やホテルのすし店などで腕を磨いてきたという。縁があり、勝どきの「鮨向」、恵比寿の「鮨弥栄」で、すしを握ってきた経歴を持つ。
小森さんは「日々のちょっとしたご褒美に、フラっと訪れたくなるような店を目指している。肩肘張らずに楽しめる居心地の良い空間にし、よそ行きな服でもなく、普段着で来られるような店。誰もが行きつけにしたいと思う『理想のすし店』を目指している。オープンしたばかりでまだ知名度もあまり無いと思うので、神楽坂にある弥栄という店をより多くの方に知っていただければ」と意気込みを見せる。
メニューは、ランチで「バラちらし」(1,500円)、「上バラちらし」(2,000円)、「特上バラちらし」(2.500円)、「4種の漬け丼」(1,500円)、「日替わり海鮮丼」(1,800円)。ディナーコース(1万3,200円~)。5月31日まで、オープン記念で「弥栄特製 ばくだん カニ付特別コース」(2万円)を1万3,200円で提供している(ランチタイムでも予約可能)。
魚は仲卸出身のオーナー自ら大田市場で毎朝買い付けているという。「場内に設置された大型備蓄水槽で生きたまま管理しているため、鮮度を保った魚を仕入れることが可能。大田市場の中でも、長年の信頼関係があるからこそ、良いネタをリーズナブルに提供することができる。すしのおいしさを引き立てるため、酢や米、砂糖にもこだわっている。酢は江戸前らしく、さっぱりとした赤酢を使い、酢との相性を考え、米は北海道産の『ほしのゆめ』。米を少しだけ固めに炊き上げ、赤酢、砂糖、塩をブレンド。あえて砂糖は控えめ、塩を多めにし、食べ飽きないシャリに仕立てた」とも。
営業時間は、ランチ=11時30分~14時、ディナー=17時~22時。テイクアウト・出前・デリバリー(UberEats・Wolt)も対応。