「青森」をコンセプトにしたダイニングバー「Aotaimatsu(アオタイマツ)」(新宿区矢来町、TEL 03-6228-1292)が4月7日、神楽坂にオープンした。
同所に以前あったオーストラリアとニュージンランドのワインバル「ズーガンズー」の経営者と同店店主の小嶋桂司さんが知り合いで、その縁から店を開いた。
小嶋さんは元自衛官で、第1空挺団というパラシュート部隊に5年間勤務していた。所属していたチームのエンブレムが「たいまつ」だったという。自分を形作った部隊のエンブレムと、青森の人が集まってこられるように目印になるという2つの意味を掛けて「アオタイマツ」と名付けた。
店内のカウンターは、天然のトチノキを一枚板で切り出している。「気軽にみんなでしゃべることが目的なので、カウンターは特にこだわった。温かみを感じられるよう、無駄な加工は入れていない」という。
小嶋さんは「この店を青森のモデルショップと位置付け、青森の食材のほか、調度品や器も青森の焼き物を使っている。青森という土地を知ってもらい、親しんでいただき、もっと青森を盛り上げていきたい」と意気込みを見せる。「元自衛官で見た目はいかついが、割とフランクに仕事をしている(笑)。こうしたご時世なので、しゃべりたい、鬱憤(うっぷん)を晴らしたい方なども、おいしい料理とドリンクでおもてなしするので、楽しみにお越しいただければ」とも。
メニューは、青森で採れたホタテを使い、貝焼きみそという郷土料理をアレンジした「野辺地ホタテの貝焼きみそ」(1,000円~)、生で食べられるマッシュルームを使った「フレッシュマッシュルームのサラダ」(950円)、「鹿のロティ」(2,700円~)、「タテガミのツマミ」(1,200)など。旬の料理も用意する。
営業時間は18時~21時(営業時間・定休日は変更となる場合あり)。