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印刷博物館、開館20周年を機にリニューアル 常設展を中心に

リニューアル後の常設展 「印刷の日本史」古代・中世ゾーン

リニューアル後の常設展 「印刷の日本史」古代・中世ゾーン

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 凸版印刷が運営する印刷博物館(文京区水道1、TEL 03-5840-2300)が10月6日、開館20周年を記念して常設展を中心にリニューアルオープンした。

年表「印刷の世界史」

 同館は2000(平成12)年のオープン以来、「印刷」をコミュニケーションメディアとして捉えて体系化することに努め、歴史的な印刷史料の収集や失われていく機器・製品の保管管理を進めてきた。20周年を迎えるに当たり、「これまでの活動を通じて得た各方面からの知恵や意見を結集し、印刷の社会的役割をしっかりと後世に伝える必要がある」という結論に達し、今回のリニューアルに至ったという。

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 今回のリニューアルのメインテーマである、日本の印刷文化を扱う「印刷の日本史」では、千年余りの長きにわたる日本の印刷史を資料と映像で見ることができる。年表形式による「印刷の世界史」は高さ4メートル、幅20メートルの巨大な壁面を使った一大年表に仕立てた。

 独立した技術展示である「印刷×技術」は印刷技術の基本的な共通性や相違をテーマとした展示を行っており、印刷工房では、これまでの活版印刷体験に加え、欧文書体にフォーカスした収蔵資料を年表と共に展示している。

 リニューアルと同時に、これまで20年間の調査研究成果を元に新しい学問「印刷文化学」を立ち上げる。その最初の取り組みとして「日本印刷文化史」(講談社)を10月7日に出版。同館所蔵品を一覧できる「印刷博物館コレクション」も同時刊行する(館内のみで販売)。

 開館時間は10時~18時(入館は閉館の30分前まで)。休館日は月曜(ただし祝日の場合は翌日)、年末年始、展示替え期間。入館料は、一般=400円、学生=200円、高校生=100円、中学生以下・70歳以上=無料。入館は事前予約制(予約フォームからのみ予約可能、電話等不可)。