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草間彌生美術館で企画展 開幕から2カ月、国内初公開の新作多数

草間彌生「天空にささげたわたしの心のすべてをかたる花たち」 2018年(C)YAYOI KUSAMA

草間彌生「天空にささげたわたしの心のすべてをかたる花たち」 2018年(C)YAYOI KUSAMA

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 奥神楽坂にある草間彌生美術館(新宿区弁天町)で企画展「我々の見たこともない幻想の幻とはこの素晴らしさである」が始まって2カ月がたった。同展は、草間彌生さんが過去10年間に制作した日本初公開及び世界初公開作品のみで構成する近作・新作展。

 2007(平成19)年に開館し、草間彌生記念芸術財団が運営する同館は、日本を代表する前衛芸術家で、新宿区名誉区民でもある草間彌生さんの作品と関係資料を展示。「世界平和と人間愛」をテーマに、世界中にアートを発信し続けている。

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 同展で日本初公開となる作品の一つでもある参加型プロジェクト「フラワー・オブセッション」は、自伝でも語られるテーブルクロスの花模様が部屋中に増殖する幻覚を作品化したもの。鑑賞者は花柄のステッカーや造花を、リビングルームを模した部屋の好きな場所に貼り付け、部屋が花で埋め尽くされる草間さんの幻覚を追体験できる。

 広報担当の上野さんは「幼時に見た幻覚を描き留め、その恐怖を克服することから創作活動を始めた草間彌生。彼女の創作意欲は現在も全く衰えを知らず、今日もほとんどの時間を創作に費やしている。当展では体験型の作品を多く展示し、草間の無限に対するビジョンを実体験していただく機会となるので、ぜひ足を運んでいただければ」と呼び掛ける。

 新型コロナウイルス対策として現在、各入場時間の定員を70人から40人に減員している。

 開館時間は11時~17時半。火曜・水曜(祝日はのぞく)および年末年始休館。観覧料は、一般=1,100円、小中高生=600円。入場は各回90分の定員制で、チケットは美術館ウェブサイトにて事前購入が必要。毎月1日10時に同館サイトで翌々月のチケットを発売する。2021年3月29日まで。最新の開館スケジュールは美術館ウェブサイトにて要確認。