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防衛省「大本営地下壕跡」公開から2カ月 見学ツアーに組み込む

大本営地下壕跡内部 (防衛省提供)

大本営地下壕跡内部 (防衛省提供)

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 防衛省(新宿区市谷本村町5)敷地内の「大本営地下壕跡」が公開されてから2カ月たった。同省を見学する「市ヶ谷台ツアー」の午後のコースに組み込まれて公開しているもので、補修工事後の一般公開は初めて。

大本営地下壕跡内部(防衛省提供)

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 2016(平成28)年に「明日の日本を支える観光ビジョン」が決定され、歴史や伝統のある公的施設を一般向けに公開することが掲げられたことを受け、同省の大本営地下壕跡についても公開が決定。耐震化などの整備を行い、旧陸軍の主要機関の防空壕である「大営本地下壕跡」は4月に公開予定だったが、新型コロナウイルス感染拡大を受け公開が延期となっていた。「市ヶ谷台ツアー」も2月から休止していたが8月に再開が決まり、併せて「大本営地下壕跡」も公開。地下壕は、大本営陸軍部などが置かれた場所の地下に建設されていた。

 広報担当の杉山淳紀さんは「参加者からは、歴史的に貴重な施設を見学することができて良かったという感想を頂いている。防衛省本省の敷地内に入ることができ、大本営地下壕跡といった歴史的に非常に価値のある建造物を見学できる貴重なツアー。歴史の重みを肌で感じ、平和について考えるきっかけになれば」と見学を呼び掛ける。

 新型コロナウイルス感染防止のための対策として、見学者の人数制限や見学内容の一部変更のほか、施設の消毒を徹底しているという。ツアーは事前予約制で定員制。

 見学ツアー開催は月曜~金曜(祝日と年末年始休暇間を除く)。
見学時間は、午前=9時30分~11時10分(定員20人)、午後=13時30分~15時45分(同10人)。
大本営地下壕跡は午後のみ見学可能(入場料は18歳以上700円(18歳未満無料))。

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