四谷荒木町の居酒屋「りんごの花」(新宿区荒木町)で8月3日~15日、新型コロナウイルスの影響で旅行に行けなかった夏の青森の雰囲気を少しでも楽しんでもらおうとイベント「夏休み青森体感ウイーク」が開催された。
毎年300万人近い来場者でにぎわう青森ねぶた祭のほか、8月上旬に開催予定の青森県内各地の祭りが今年は全て中止に。青森への帰省を控える人も少なくなかった中、青森をPRする居酒屋として営業している同店が、東京で少しでも青森の祭りの雰囲気を体験してもらうことができないかと企画した。
2011(平成23)年、関東で青森の味覚を味わってほしいとオープンした同店は、提供メニューの9割が地元直送。八戸前沖さば冷薫(680円)、貝焼きみそ(880円)など青森の郷土料理や創作料理を提供するほか、ドリンクも青森地酒や地元産のリンゴジュースを用意。
イベント期間中、青森ねぶた祭りをイメージした飾り付けやポスターを掲出するほか、各地の祭りの様子を大画面で流した。今年帰省できなかった青森県民のため、店内からインターネットで青森の友人とつなぐオンライン飲み会もサポート(Wi-Fiや機材の貸し出しなど)。「東京にいながら、青森の味を楽しみ、青森とつながる体感ができるイベントだった」という。
店主の茂木真奈美さんは「知人・友人が今年は帰省しないとSNS投稿しているのを見て企画した」と話す。
営業時間は17時~23時30分(8月中は22時まで)。