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仏文化センターの「クリスマスマーケット」、増改修工事で今年は中止に

アンスティチュ・フランセ東京入り口に掲げられた工事中を知らせるサイン

アンスティチュ・フランセ東京入り口に掲げられた工事中を知らせるサイン

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 「アンスティチュ・フランセ東京」(新宿区市谷船河原町)で、2014(平成26)年以来毎年行われてきた恒例イベント「クリスマスマーケット」が、2021年春まで行われる増改修工事に伴い今年は中止となった。

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 1952(昭和27)年にフランス語語学学校として開校したアンスティチュ・フランセ東京(旧東京日仏学院)。同校によると、建物はル・コルビュジュに師事しパリ万国博日本館で建築部門グランプリを受賞した坂倉準三の設計によるもので、近代建築運動を代表する表現の一つという。

 2018(平成30)年の生徒数は2719人、受講者数は延べ1万1400人。メディアテークへの来館者数は1万6000人を超え、フランスと日本の文化交流を支えた。今回、利用者にとってさらに居心地の良いフレンドリーな空間とさまざま企画に対応できる空間を目指し、増改修工事を行う。

 設計は国際的に著名な日本人建築家、藤本壮介さんに依頼。フランスの村をイメージした構想は既存棟と新棟が中庭を囲み、以前同様テラス席やステージを備えたレストランも設ける予定。

 増改修工事期間中、屋外イベントを除き、フランス語講座、文化イベント、カフェなどはこれまで通り続ける。1階ロビーでは、アンスティチュ・フランセ東京の既存棟の歴史、既存棟改修と新棟建設計画についての展示を行う。入場無料。

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