大日本印刷(新宿区市谷加賀町1)は、7月25日から、ソーシャルアクションサービス「May ii(メイアイ)」のスマートフォン用アプリを市ケ谷周辺エリアで提供している。
同社では2017(平成29)年より、街なかで移動に困っている人や電車内で席を譲ってほしい人と手助けできる人(サポーター)をマッチングさせる実証実験を行ってきた。今回DNP独自のアプリを開発し、スムーズな両者のコミュニケーションや、移動に困っている人を自然にサポートできる社会の実現を目指す。
アプリはGPSにより広範囲で利用者のマッチングを可能にし、アプリ上のチャットボット(自動会話プログラム)を通じて必要な会話を行い、外国人も利用できるよう英語、韓国語にも対応する。アプリ上の地図には両者の所在地が表示され、両者が近づいてくるとスマホ上に利用者であることを示すカラーカードが表示され、すれ違いを防止するなど使いやすさを追求したという。
参加するサポーターにはサポート回数に応じてポイントが付与され、サポーターの参加モチベーションを向上させる仕組みも用意した。
利用時間は8時~21時。利用は無料。
市ケ谷周辺以外に利用可能なエリアは現在、渋谷周辺、北海道・札幌エリア、九州・天神エリア。今後順次拡大予定。