開館15周年を記念して音楽学者・小泉文夫(1927~1983年)にスポットを当てた企画展「小泉文夫と遙かなる音楽の旅」が、信濃町にある民音音楽博物館(新宿区信濃町)で現在開催されている。
小泉文夫は国内をはじめ世界各地でフィールドワーク(実地調査)を重ね、民族音楽の素晴らしさを世に広めた、日本を代表する世界的に評価の高い音楽学者。「シルクロード音楽の旅」公演の企画・構成・解説も行い、「行動する音楽学者」として56年の生涯を閉じた。
第1期企画展は小泉文夫の業績をたどり、活動年譜、功績、ゆかりの人々に関する展示のほか、日本伝統音楽の研究の中で示した小泉理論の体験ができるコーナーなどで構成されている。
第1期は7月17日まで。第2期は2019年10月から2020年3月まで、小泉文夫と民音の関わりや「シルクロード音楽の旅」における考察の成果と交流の意義を示していく予定という。
開館時間は11時~16時(日曜・祝日は10時~17時)。月曜休館(祝日は開館、翌日休館)。入場無料。