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宮城道雄記念館で春季特別企画 「自作箏曲第一回演奏会」から100年の節目に

1919(大正8)年「宮城道雄自作箏曲第一回演奏会」の記念写真(画像提供:宮城道雄記念館)

1919(大正8)年「宮城道雄自作箏曲第一回演奏会」の記念写真(画像提供:宮城道雄記念館)

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 演奏と話による特別企画「宮城道雄自作箏曲第一回演奏会の衝撃」が4月20日、神楽坂にある宮城道雄記念館(新宿区中町)で開催される。主催は宮城道雄記念館。

宮城道雄記念館外観

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 宮城道雄は箏曲の演奏家で、「春の海」をはじめ、多くの名曲の作曲家として知られる。1894(明治27)年、神戸に生まれ、8歳の時、失明を宣告され、二代中島検校に入門して生田流箏曲を学んだ。多くの不幸や苦難を乗り越えて修行に励み、検校となり、1917(大正6)年に上京。邦楽と洋楽との融合を図って「新日本音楽」の代表者として活躍した。

 宮城道雄が初めて注目されたのが、1919(大正8)年5月16日に本郷で開催された「宮城道雄自作箏曲第一回演奏会」。この演奏会で発表された多くの作品が現在も演奏されている。今回は「第一回演奏会」の時と同じ編成で演奏を行う。

 演奏会の曲目は「吹雪の花」「若水」「春の夜」「水の変態」「童曲」など。話は宮城道雄記念館 資料室長の千葉優子さん。13時30分開場、14時開演。入場料=2,500円、当日売り=3,000円。要事前申し込み。

 「宮城道雄記念館」は、1930(昭和5)年から1945年までの後半生を送ったゆかりの地に、偉業を記念し、箏曲を中心とする日本音楽の研究と普及を図るため有志によって1978(昭和53)年に建てられた。音楽家の記念館としては、日本で最初のものとなる。

 宮城道雄記念館の開館時間は10時~16時30分。日曜・月曜休館。入場料は、大人=400円、学生=300円、小学生=200円。

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