コミュニティ―拠点「みちくさくらす」(新宿区市谷柳町)が1月、カフェとしてプレオープンした。
2月1日にグランドオープンを予定する同店。店名は、牛込柳町にゆかりの深い夏目漱石の作品「道草」と、暮らしに密着した子どもたちの放課後のクラスの意味を込めて名づけた。同施設管理人で子育て中の並木優さん夫妻が友達や地域に協力を呼び掛け自ら古い建物をリノベーションした。1階はカフェとシェアキッチン、2階は教室やレンタルスペースとして活用する。
カフェメニューはコーヒー、紅茶(以上400円)、カフェオレ(500円)、ディカフェオレ(450円)、玄米コーヒーラテ(550円)、本日のジュース(500円)のほか、焼きたてプレーンマフイン(250円)などを用意する。
毎週日曜は並木さんの知人が弁当と菓子を販売する「takiben」(たきべん)を営業。「季節のおべんとう」(1,200円)や「おそうざい」(300円~)、焼き菓子(200円~)などを用意する。
2階は放課後に子どもたちが自由に過ごせる会員制の教室として活用するほか、地域住民が利用できる多目的レンタルスペースとして4月からの本格的営業を目指す。
並木さんは「子どもを中心に地域の人々が集まる居場所として、新しい出会いと交流が生まれる拠点にしたい」と話す。
カフェの営業時間は不定期。フェイスブックページ「みちくさくらす」で告知する。「takiben」営業時間は日曜のみ11時~15時。