川上産業(千代田区五番町)が製造販売する気泡緩衝材「プチプチ」に浮世絵を融合させた「浮世絵ぷちぷち」(デザイン:coneru)が2018年度グッドデザイン賞を受賞した。
江戸時代、海外に陶磁器などを輸出する際、緩衝材として浮世絵を使い西洋の人々を驚かせたという故事にちなみ、現代の緩衝材であるプチプチと浮世絵を融合した「浮世絵ぷちぷち」のアイディアをクリエーティブユニット「coneru」が発案。「Tokyo Midtown Award 2015」デザインコンペで準優勝したことをきっかけに昨年商品化、今回の受賞につながった。
現在、日本酒とセットで埼玉県の「マツザキ」や「はせがわ酒店」で販売しているほか、ネット上の「プチプチSHOP」で1枚から販売している。
同社プチプチ文化研究所所長の杉山彩香さんは「個人からの注文も多く、海外向けのお土産としては軽くて運びやすいといった声が寄せられている」と話す。
価格は、大(一升瓶用=180×570ミリ)=324 円、小(四合瓶用=150×475ミリ)=302円。