神楽坂上交差点近くの地蔵坂に4月17日、フリウリ・ベネチア・ジュリア州の郷土料理を提供するトラットリア「NODO(ノード)」(新宿区袋町、TEL 03-6228-1149)がオープンした。
イタリアの北東部に位置する同州は、オーストリアとスロベニアに隣接する土地で、アドリア海のもっとも奥まったところに面している。文化や料理が混ざり合っている土地であることから、一般的なイタリア料理とは違った独自の食文化を築いてきた。同店では、同州での修業経験を持つシェフの井谷謙太さんが腕を振るう。
店舗面積は1階・2階を合わせて30坪。1階にカウンター席とテーブル席、2階にテーブル席を設け、総席数は34席。築70年の建物を改装した店内は、レンガと石、木をふんだんに使い、ゆったりとした空間に仕上げた。店名は「結び目」を意味するイタリア語から。
定期的に変わるメニューは、「バッカラマンテカート(干しタラのリエット) ポレンタのペースト添え」(1,000円)、「フリウリ サンダニエーレ産 16カ月熟成 プロシュット」(1,750円)、伝統的な詰め物パスタ「チャルソンス ~貴族のソース~」(1,500円)、「グーラッシュ 国産牛霜降りホホ肉の煮込み ~クミンとパプリカのソース~」(2,500円)、チョコレートのデザート「リゴヤンチ」(650円)など。
ドリンクメニューは、イタリアワイン(グラス=750円~、ボトル=4,000円台~)を中心に、イタリアビール「ZAGO」(150ミリリットル=900円、750ミリリットル=4,300円~)、「モレッティ 樽生」(200ミリリットル=700円、400ミリリットル=1,200円)など。
「まだまだ知られていないイタリアの郷土料理を伝えたい」とオーナーの及川博登さん。「肩肘張らずに日常使いしていただき、少し違うイタリアを知っていただければ」と笑顔を見せる。
営業時間は、平日=17時~翌2時、土曜・日曜=15時~24時。月曜定休。