神楽坂エリア一帯で11月11日・12日、伝統芸能イベント「神楽坂まち舞台・大江戸めぐり2017」が開催される。主催はアーツカウンシル東京(公益財団法人東京都歴史文化財団)とNPO法人「粋なまちづくり倶楽部(くらぶ)」(新宿区東五軒町)。
同イベントは、日本を代表するさまざまな伝統芸能を、世代を超えて多くの人に分かりやすく楽しく紹介し、海外からの観光客を含む多くの人に神楽坂の魅力に触れてもらう「まちと人が一体になった祭」として2013年に初開催。毘沙門天(びしゃもんてん)善國寺や赤城神社、神楽坂通り、歴史的名所旧跡など、神楽坂エリア一帯を会場に、さまざまなジャンルのアーティストが伝統芸能を披露する。
5年目となる今年は、神楽坂在住で新内節の人間国宝・鶴賀若狭掾(つるがわかさのじょう)一門による「新内流し」、城端曳山(じょうはなひきやま)祭(富山県)で伝承される「庵唄(いおりうた)」の練り歩きをはじめ、善國寺境内の特設ステージでの若手講釈師による講談や琵琶語り、浄瑠璃などの伝統語り芸、レストランやカフェでの古典芸能ライブ、路上かいわいでの街角ライブ、スタンプラリーなどを展開。赤城神社神楽殿での、江戸太神楽、尺八、長唄三味線、邦楽ばやしによる「夕暮れライブ」でイベントを締めくくる。
開催時間は、11日(前夜祭)=15時~19時40分ごろ、12日(本祭)=11時30分~18時ごろ。参加無料(一部有料)。