神楽坂通りから一本入った裏通り・芸者新道に6月5日、「日本料理 斗南(となみ)」(新宿区神楽坂3、TEL 03-6228-1984)がオープンした。経営は「暗闇坂宮下」や「神楽坂おいしんぼ」などを展開する僖成(渋谷区)。
場所は「暗闇坂宮下 神楽」跡。席数はカウンター7席と個室4室(2席・4席・6席・8席)を合わせた27席。「日本の郷土」をテーマに、厳選した全国各地にある郷土の素材を使いながら伝統的な調理法と現代の調理法を織り交ぜたコース料理を提供。器は島根県を中心に取りそろえ、酒器は1899(明治32)年創業の「廣田硝子」の江戸切り子などを使う。
昼は、旬の産直魚介や地物野菜で作る季節料理など全8品で構成する「神楽御膳」(3,500円)など、夜は全国各地か取り寄せるこだわりの食材を使ったコース料理(8,000円・1万円・1万5,000円)を提供。飲み物は国産にこだわり、農園から届くジュースや国産ワインなど、幅広く取りそろえる。
料理長を任されたのは「暗闇坂宮下」で経験を積んだ中田大輔さん。「伝統×現代を表現した空間の中で、日本料理の伝統的な手法を大切にしながら、新しい調理技術なども取り入れ、郷土の食材・文化を表現し、発信していきたい」と意気込む。
営業時間は、昼=12時~15時、夜=18時~23時。