好きなアイドルになりきり、踊りを動画サイトで公開する「コピーダンスグループ」が若い女性を中心に広がっている。そのうちの一つ、都内を中心に活動する「神楽坂46」が3月29日で結成1周年を迎える。
同グループは学生、社会人など20歳前後の女性20人で構成されており、ツイッターでの募集をきっかけにメンバーが集まっている。「乃木坂46に入りたいけど入れない。オーディションを受ける勇気が出ない。そういう自分と同じ悩みを抱えている人が多くいることをインターネットを通じて知り、自分たちでやってみることにした」と話すのは、グループの設立者であり代表を務める千葉県の大学生・ちまきさん。すぐにツイッターで募集をかけると予想以上に反響があったという。
結成当初付けていたグループ名は「蒼井坂46」。実在する坂ではないことや、よりイメージアップするために現在のグループ名に変更した。グループのテーマカラーとして掲げていた「赤色」を想像した時に、「神社」を思い付いたという。神楽坂には毘沙門天(びしゃもんてん)や赤城神社などの神社が存在し、赤色を連想させる明るい街のイメージがあったためグループ名に付け、神楽坂でキックオフを行った。
現在の活動は、月に1度の動画撮影がメイン。撮影のためのダンスの振り付けをはじめ、動画の撮影から編集まで全てメンバーが協力して行う。同じ衣装をそろえるために、各自で衣装を作るなどの工夫もしている。今後の活動について、ちまきさんは「他のグループとの差別化として取り組みたいのはライブ配信。踊りだけではなく、トーク番組なども企画していきたい」と意気込む。
「コピーダンスグループ」は、愛知県を中心に活動する「百合坂46」をはじめ「皐月坂46」「檸檬坂46」など多くのグループが活動している。