神楽坂まつりで島根県の伝統芸能「石見神楽」 菓子まきに子どもたち歓喜

特設ステージで上演された「石見神楽」

特設ステージで上演された「石見神楽」

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 「神楽坂まつり」が7月27日から行われ、多くの来場者でにぎわっている。毘沙門天(びしゃもんてん)善國寺(ぜんこくじ)では28日夜、島根県浜田市の伝統芸能「石見神楽」の上演が行われ、地元住民や外国人観光客らの目を留めた。

恵比寿様による菓子まきの様子

 同公演は今年で3年目。神楽坂・久露葉亭の料理長が浜田市で行われた食のイベントの審査員を務めたことがきっかけとなり、神楽のない神楽坂での「石見神楽」上演が実現した。誘致を担当した同社の鈴木修さんは「石見神楽はリズムが良く、見ているだけで楽しくなる」と、その魅力を語る。神楽坂に芸術座を創設した島村抱月が浜田市の出身ということもあり、神楽坂と同市の交流が進んだ。

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 今年の上演演目は「恵比須」。出雲の国美保神社の御祭神、恵比須様が磯辺でタイを釣る姿を舞ったもので、にこやかな恵比須様の釣りの様子は面白おかしく、初心者でも楽しめる演目となっている。タイの餌に見立て、観客に向かっての菓子まきが行われ、子どもたちが手を伸ばして喜んだ。

 友人2人と共に公演を見に来た20代の女性は「舞台全体を使って激しく踊るので驚いた。ストーリーも面白かった」と、初めての石見神楽に目を輝かせていた。

 同公演を務める石見神楽東京社中の代表・小加本行広さんは「初めて神楽を見る人も多いので、思わず足を止めてしまうような迫力ある舞をしたい」と参加への意気込みを語った。

 29日の18時30分~21時30分には「神楽坂 久露葉亭」でも上演される。29日と30日の神楽坂まつりは、阿波(あわ)踊り大会=19時~21時(子ども阿波踊り大会は30日18時~19時)。

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