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四谷三丁目に期間限定の「島の大使館」 都会と地方の架け橋目指す

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 四谷三丁目の飲食店「四谷バル」(新宿区左門町1、TEL 080-4710-0522)で10月1日、島根県隠岐群の海士町とのコラボレーション店舗「島の大使館」が2カ月間限定でオープンした。運営は巡の環(島根県隠岐郡)。

海士町産のあじを使った「あじフライ」

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 「都会の人と島の人が、日常的に交流できるような場を作りたかった」と話すのは、同社代表で『僕たちは島で、未来を見ることにした』の著者でもある信岡良亮さん。信岡さんはこれまでも交流イベントを企画するなど、海士町と都会の交流の場を提供することに努めていたが、イベント形式では人数や時間が制限された「非日常」の場となってしまうことに、もどかしさを感じていたという。

 同店では信岡さんをはじめとした、海士町を詳しく知る「コンシェルジュ」6人が常駐し、島の魅力について直接話を聞けるほか、海士町の様子をスライドなどで楽しむことができる。

 提供するフードには海士町産の食材を使う。ラインアップは海士町産コシヒカリを使った「おにぎり」(3個900円)や、「白イカの一夜干し」(1,000円)、「あじフライ」(800円)、白イカと岩ガキを使った「牡蠣(カキ)クリームコロッケ食べ比べセット」(1,000円)など。食材の仕入れに冷凍加工技術「CAS」システムを導入することで、より現地での味わいに近くなるよう心掛けた。

 毎週木曜の20時~20時30分には、同店と海士町をオンラインでつなぎ、来店者が島の人と直接交流することができるイベントも。そのほか、水曜と土曜には同店で定期的に運営を行っているコーヒースタンド「ガレージコーヒー」によるコーヒーの提供も。

 今後は同店の運営結果を参考に、「島の大使館」の実店舗化を目指していくという。

 偶然にも島根県出雲市出身だったという四谷バルのオーナー江原さんは、「今後も海士町に限らず、広く地方と都会の架け橋になれるようなバルにしたい。PRなどのお手伝いもするので、検討している方は気軽に声をかけてもらえれば」と話す。

 営業時間は12時~24時(コーヒーガレージの営業は水曜=9時~18時30分、土曜=9時~17時)。月曜定休。

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