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神楽坂に「離島」テーマの飲食店型アンテナショップ 離島の活性化目指す

店舗外観

店舗外観

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 神楽坂に9月26日、飲食店型アンテナショップ「離島キッチン」(新宿区神楽坂6、TEL 03-6265-0368)がオープンした。運営は海士町(あまちょう)観光協会。

「隠岐島ランチ」

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 毎月一つの離島をテーマに、全国の離島の食材を使った料理やドリンクを楽しめる同店。席数は2フロア各20席の40席。

 離島地域の1次・2次産業の活性化を目的に2009年から始まったキッチンカーでの行商がきかっけ。その後、2012年に初の実店舗を水戸にオープンした。神楽坂店は2店舗目で、都内では初の直営店となる。

 同店マネジャーでプロジェクト発起人の佐藤喬(たかし)さんは、神楽坂に店舗をオープンした経緯について「離島に多くの寺社があり、神楽を奉納する文化が残っている。神楽坂という地名にゆかりを感じた」と話す。

 民家を改装した店内には寺社の足場に使われていたという古材を使う。オープニングスタッフは全員「離島」にゆかりがある人をそろえるなど、各所にこだわりをみせる。食材の運搬には瞬間冷凍技術CAS(CELL ALIVE SYSTEM)を導入し、より採りたてに近い状態を味わえるよう心掛ける。

 ランチメニューには、島の食材を使った定食やどんぶり、コースを用意。ディナータイムは各種つまみメニューのほか、屋久島・佐渡島・種ヶ島など全国の離島で作られる焼酎や泡盛、梅酒、日本酒などのアルコール類も。店内ショップスペースでは離島の食材や工芸品の販売も行う。

 「オープンから数カ月間は『古事記』の国生みに関連した島々をテーマにする予定。今後は生産者とお客さまが直接触れ合えるようなイベントも開催したい」と佐藤さん。

 「日本には約620もの有人島があり、それぞれに個性的な文化が残っている。これからも少しずつ仲間を増やして、東京と離島のネットワークを広げていければ」とも。

 初回のテーマは島根県の「隠岐島」。営業時間は11時~14時、17時~23時。月曜定休。

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