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デニーズ、新食材「オリービーポーク」発表-フェアメニュー9品に導入

デニーズが開発した新食材を使った「オリービーポークのグリル 香草パン粉焼き」

デニーズが開発した新食材を使った「オリービーポークのグリル 香草パン粉焼き」

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 セブン&アイ・フードシステムズ(千代田区二番町)は7月12日、運営するデニーズが約2年を費やして独自に開発した新食材「オリービーポーク」を発表、新メニューの試食会を開いた。

「塩麹Vege(ベジ)ポークプレート~五豆と五穀のミニごはんとご一緒に」

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 現在、「高質なレストラン」を目指した「付加価値の高いメニュー」の提供に取り組んでいるデニーズ。「高質レストラン」として原材料から差別化するため、メニューで中心的な素材である畜肉製品、良質なタンパク質、脂質、ビタミンB1を多く含む豚肉にターゲットを絞り、2011年春から取り組みを始めた。

 食材の開発にあたり、同社は健康・美容の観点からオレイン酸を豊富に含んだオリーブに着目。メキシコの養豚農場でオリーブオイルを加えたオリジナル特別配合の飼料を使用した検証を重ね、抗酸化作用の高いオレイン酸含有量を高めた、脂肪融点が低く口溶けが良く柔らかい肉質か特徴の「オリービーポーク」の飼育を実現した。

 今月18日より展開する「オリービーポークフェア」で提供するメニューは、「塩麹Vege(ベジ)ポークプレート~五豆と五穀のミニごはんとご一緒に」「お楽しみ かつとじ膳~ひつまぶしSTYLE」(以上1,290円)、「オリービーポークのグリル 香草パン粉焼き」「豚しゃぶととろろの和風ドリア~五豆と五穀(特別セット)」(以上1,190円)など全9品。

 大久保恒夫社長は「高品質の商品が売れる傾向にある中、価格以外のニーズが高まっている」とし、「一つの事例として昨年11月ごろからデニーズの売り上げが好調。客単価の上昇が顕著で、その傾向が続いている」と説明。単価の高い商品の構成比を上げたことや基本の徹底、商品開発の強化を原因として挙げる。

 現在380店舗を展開するデニーズで、半分以上の店舗が改修、建て替えを行っており、新店の出店も進めている。大久保社長は「衰退業態といわれているファミレス業態は世の中のニーズに対応できなかったから衰退してきたと思っている」と話し、「デニーズは復活してくるだろう」と力を込める。

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