カフェ看板猫、猫の店長も-猫ゆかりの街「神楽坂」に猫好き集まる

神楽坂界隈のさまざまな場所で猫の姿が見られる

神楽坂界隈のさまざまな場所で猫の姿が見られる

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 昨年は話題となった「ねこ鍋」を筆頭に、単行本になった「まこという名の不思議顔の猫」、猫と戯れることができる「猫カフェ」など猫に関する話題が多かったが、昔から猫にゆかりのあるエリアである神楽坂にも「猫」関連の店が増えている。

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 神楽坂は作家・夏目漱石の終焉の地である漱石山房(現=漱石公園、新宿区早稲田南町)に近く、飼っていた猫や小鳥を供養するために作ったとされる「猫塚」が残っている。代表作「吾輩は猫である」の「吾輩」は、漱石が飼っていた野良猫をモデルにしたと言われる。

 「ホン書き旅館」としても知られる和風旅館「和可菜」(神楽坂4)の看板猫で、昨年死亡した「ネネ」は、長年宿泊する映画監督や作家たちに愛されてきた。

 神楽坂に拠点を置く日本出版社(矢来町)は社長の猫好きが高じて、2000年に創刊した「猫びより」を始め、多数の「猫」専門誌を発行している。

 同エリアに2004年にオープンし、3匹の猫が来店客を迎えるカフェ「MUGIMARU2」(神楽坂5)や、ミュージカル「キャッツ」の原詩に登場する猫の名前から名づけたジュエリー・アクセサリーショップの「ジェリクール」(神楽坂6)。昨年2月22日(猫の日)にオープンしたリサイクル着物や猫小物を扱う「ふくねこ堂」(神楽坂4)では、マグロが好物だという猫のルイが「店長」を務め、(買い物ではなく)店長に会いに来る客もいるという。

 現在でも毘沙門天界隈や石畳の路地裏など、さまざまな場所で猫の姿を見ることができ、「神楽坂の猫」を写真に収める写真家やブロガーの姿も少なくない。子年の今年も「猫と神楽坂」の関係は良好のようだ。

日本出版社MUGIMARU2ジェリクールふくねこ堂「ホン書き旅館」の出世ジンクス、今も健在-神楽坂の「和可菜」(市ケ谷経済新聞)

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