市ケ谷駅前・靖国通り沿いに建つホテルグランドヒル市ヶ谷(新宿区市谷本村町)は8月1日、チャペルと西館をリニューアルオープンした。
1964(昭和39)年に創業し、今年で48周年を迎える同ホテル。1986(昭和61)年に本館(現西館)隣に新館(現東館)を、1991年に敷地の西側に独立型チャペルを新設した。今回のリニューアルで、120人が列席可能なチャペルは補修・改修を中心に、西館は客室の全面リニューアルを、それぞれ実施した。
西館4階・5階の客室はトリプルルームからシングルルームへ全て変更。客室数は54室。1階に婚礼用の親族控室と、挙式開始までの時間に列席者がくつろぐことができるゲストラウンジを新設したことで、挙式時の導線の改善や列席者への「おもてなし」の環境を整えた。
同ホテルではこれまで、挙式後披露宴会場へ向かう新郎新婦の移動に白いオープンカーを使ってきたが、今回のリニューアルに合わせ新たにロンドンタクシーを導入。内装に「紅白」を取り入れた婚礼仕様のオリジナルで、雨天時のほか晴天時でもリクエストがあれば利用が可能となる。
今回のリニューアルにより、西館・東館を合わせた総客室数は143室から197室と大幅に増加。広報担当の新城浩子さんは「(客室数が増えたことで)より多くのビジネスマンに利用していただければ」と期待を寄せ、それに伴い時期に合わせた宿泊プランも増やしていく予定という。