靖国神社(千代田区九段北3)で7月13日、夏の風物詩の一つとして親しまれている「みたままつり」が始まった。
1947(昭和22)年から始まり今年で66回を数える「みたままつり」。期間中、境内には大小3万個を超えるちょうちんや懸雪洞(かけぼんぼり)が掲げられ、本殿では毎夜、英霊を慰める祭儀が執り行われる。
毎年30万人の参拝者が訪れ、毎年家族連れや外国人、仕事帰りのビジネスマンなど老若男女問わず多くの参拝客でにぎわいを見せる。初日となったこの日は、江戸芸かっぽれや吹奏楽パレード、都内で最も早い盆踊り大会などが行われ、浴衣姿のグループや家族連れ、仕事帰りのビジネスマンなど多くの人たちが祭りを楽しんでいた。
境内では期間中、みこし振りや青森ねぶた(14日)、つのだ☆ひろさんによる奉納特別野外コンサート(15日)など50の奉納芸能が繰り広げられるほか、光に包まれた参道には200店もの露店が軒を連ねる。
開催は16日まで。隣接する千鳥ケ淵ボート場ではこの日、千代田区観光協会主催による「納涼の夕べ」が行われ、参加者が船上から灯ろうを水面に浮かべた。