神楽坂初のご当地ビール「神楽坂ビール」を販売する神楽坂ビール(新宿区神楽坂2)は8月28日より、新商品となるプレミアムビール「@kagurazaka(アットカグラザカ)」の販売を始める。
「@kagurazaka」は、従来の「神楽坂ビール」に比べ、名前も含めて若い世代を意識したセレクション。ペールエールやベルジアンウィートは「とりあえずビール」ではなく、「量よりも質」の志向が強い若年層のビール愛好者のニーズにも十分に応えられるクオリティーを基準に選定したという。
商品名は「古き良き街でありながら情報発信地でもある神楽坂」をイメージ。新宿区の区花「ツツジ」を採用したラベルデザインには、「今後も神楽坂が新宿区の“花”であり続けるように」との思いが込められている。
ラインアップは、「ジャーマン・ピルスナー」のほか、イギリス生まれのペールエールのアメリカ版で、アメリカ産のホップを使うことで「香りや苦みを際立たせた」という「アメリカン・ペールエール」、コリアンダーやオレンジピールといったスパイスを加えたベルギー特有の小麦ビール「ベルジアン・ウィート」(副原料使用のため日本の酒税法上は発泡酒)の3種類。
瓶入り330ミリリットルで、希望小売価格は各580円。神楽坂周辺の酒販店や料飲店で取り扱う。
神楽坂ビールの発売から約2年が経過し、「取扱店舗については急増しているというわけでもなく、常時扱っていただいているところもどちらかというと限られているが、逆にそうした店をはじめ地域の方々と親密になることができた。『神楽坂ビール』を世に送り出そうと思ったきっかけの一つでもある『地元のつながりを強めたい』という狙いは予想以上にかなえられたと手応えを感じている」と伊東宏祐社長。
「今後は、こうしたつながりを基に地元の店、飲食店だけでなく商店ともコラボして新しい商材を生み出し、神楽坂のより一層の発展に貢献できれば」と話す。