四ツ谷・杉大門通りに4月にオープンしたラーメン店「ふわふわ」（新宿区舟町）が7月20日、「一条流がんこラーメン総本家」に名前を変えて営業を開始した。

「牛骨しょうゆラーメン（背油こってり）」

　創業者で家元と呼ばれる一条安雪さんは、35年前に札幌で屋台からスタートし、1983（昭和58）年、早稲田に「がんこラーメン」をオープン。「がんこラーメン」は、牛・豚・鶏のスープにスルメ・サバ節・かつお節・煮干し・昆布の魚介ダシを合わせたスープが特徴で、多くの弟子が東京、千葉、神奈川、埼玉、大阪、福井で、その味を引き継いでいる。

　一条さんと6代目の横関隆守さんの2人が切り盛りする同店。卵を使った「ふわトロ辛メン」「ふわトロ辛つけ」をメーンに提供する新店「ふわふわ」として約3カ月営業したが、今回の店名変更によりメニューも「がんこラーメン」の味に変更した。店名が入った看板はなく、建物入り口にある牛の骨が描かれた立て看板が目印。店の入り口に飾る牛の頭の骨の目の部分が点灯していれば営業していることを示す。席数はカウンター7席と小上がり4席を合わせた11席。

　同店のメニューは、曜日によって変わるのが特徴。火曜～金曜は「牛骨しょうゆラーメン（背油こってり、あっさり）」「開花つけめん」、土曜は「こがしネギラーメン（塩、しょうゆ）」（以上780円）、日曜は「通常の3倍のだしの濃さが魅力。2度、3度と食べるとおいしさがわかる」（一条さん）という「悪魔ラーメン」（1,000円）、祝日（祝日がない月は第2日曜）は「スペシャルラーメン」（時価）を提供する。

　営業時間は、平日＝11時30分～21時、土曜・日曜・祝日＝12時～17時。月曜定休（祝日の場合は翌日休み）。