神楽坂通りから一本路地を入った裏通りに5月24日、パンとワインの店「COGS DINING KAGURAZAKA(コグス ダイニング カグラザカ)」(新宿区神楽坂3、TEL 03-5579-8795)がオープンした。
店舗面積は20坪。席数はカウンター席とテーブル席を合わせた32席。店名に「COGS(歯車)のように人と人とがつながっていくような店に」との思いを込め、赤を基調にした店内には、歯車のオブジェや歯車にちなんだ書籍などを随所に配置。店内で焼き上げる自家製パンとワインをメーンに、無国籍料理を提供する。
焼きたてのパンは食べ放題で、小型のバゲット、「ハイジのパン(白パン)」、レーズンパンの3種を用意。主なメニューは、パンとの組み合わせを考えた構成で、明太クリームチーズやセミドライトマト、レバーペースト、ツナバジルマヨなどから選ぶディップ3種盛り合わせ(900円)はパンに「つけて」、冷製ラタトゥイユ(550円)はパンに「載せて」、ビーフシチュー(980円)はパンを「浸して」などの食べ方を提案。
そのほか、キッチンではなくホールで切り分ける「ハモン・イベリコ・デ・ベジョータの生ハム」(1,500円)やホールで仕上げる「ラクレットチーズをじゃがいもにのせて」(850円)、「COGSオリジナル フォンデュ風バーニャカウダ」(1,300円)、「特製ローストビーフ わさび添え」(1,500円)などを取りそろえる。
ドリンクメニューは、「神楽坂ワイン」をはじめとするワイン(グラス=500円~、ボトル=2,500円~)を中心に、マンサニージャ、フィノ(以上650円)などのシェリー、エビスビール、エビス・ザ・ブラック(以上650円)、ヒューガルデン・ホワイト(800円)、シメイ・レッド(850円)など。客単価は4,500円程度。
「『おいしい』『楽しい』『かっこいい』がキーワード。若い人から年配の人、花街らしい芸妓(げいぎ)さんまで、幅広い層の方にいろいろな使い方をしていただきたい」と藤井勝裕店長。「常ににぎわっている店、笑顔になれる店になれれば」と話す。
営業時間は18時~深夜。日曜定休。